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2006年09月14日

1次流通、2次流通

2次流通という言葉がある。要は中古品の市場のことだ。大きいものでは中古車市場、バイク、家などがあるだろう。最近は買い取り専門店と称して店を構え、本やDVDなどを流している会社もある。ここ5年ほどのインターネットの発達で一般的な消費財(洋服、家電など)もWEB上で流通するようになった。ヤフーオークションが有名だが、現在既に約1兆円の流通量があるそうだ。


2次流通を中古商品市場と位置づけるならば、新品の商品の市場はあえて1次流通と呼ぶことができる。この状態を見て、IT企業は1次流通においても同様の仕組み(新しい売れる仕組)が作れるのではないか、と考えているようだ。しかし、本当にそうだろうか。


1次流通と2次流通、1と2で中身の違いは新品か中古か、しかないじゃないか、と安易に考えるかおもしれない。それゆえ、ITを使った安易な仕組みを模索している企業も多いようだ。しかし、実際は1と2で構造的には天と地ほどの違いが存在する。


それは、一言で言うならば商流の違いである。つまり、2次流通は商品がそれぞれ消費者の手に渡ったところからのスタートである。しかし、1次流通は、商品はメーカーなどの倉庫にあるか、もしくはこれから生産しようとしているものまで含まれる、とうことである。さまざまな工程がそこには介在せざるをえず、中古品市場のようにはいかない。


商品企画、仕様確定、生産、納品、売り場作りなどさまざまな工程を経て、ひとつの商品が作られ販売される。通信販売(EC)であればそこに写真の撮影やコピーライティングが含まれる。その一つ一つが実に時間のかかる作業であるし、ノウハウの蓄積が要求される。


そこに関わる人の数も全く違う。2次流通は売る人と買う人だけであるが、1次流通の場合、恐らく何十人、何百人が関わることになるだろう。

Eコマース(ドロップシッピング)も同様に、そこには複雑な工程が多く含まれる。新商品を扱う市場である以上、どうしても人間の『創意工夫』というものが介在せざるを得ず、ただ商品点数を増やしただけでは全く意味がないということだ。しかもドロップシッピングはあくまで通信販売であり、そこには商品写真が必ず必要になるのだ。写真の良し悪しで売れ行きは相当違ったものにならざるを得ない。


私はドロップシッピングのシステムをリリースして改めてこの違いの大きさに気が付いた。我々が培った通信販売のノウハウは、そう易々とは手に入れることができず、その分、相当なイニシアチブを持っているのだと。

今日は1次流通と2次流通の違いから、そんなことを確認してみた。

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