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2006年09月10日
通販素材.comの近い将来のスキームとしては『通販』という切り口を軸とした参加のアーキテクチャを定着化する、ということになるが、そこにはどうしても中核的価値観が必要だ、と考える。それをわれわれは通販共同体構想(通販プラットフォーム)と呼んでいる。
つまり、日本的な商慣行を戦略的にとりいれ、世代の融合を積極的に肯定していこうとする姿勢のことだ。言い換えれば、執念にも似た商品へのこだわりをもった戦前・戦後うまれの経営者世代、1.0時代をリードしてきた現役バリバリの中高年世代、われわれのような無気力団塊ジュニア世代、そして多感な時期からWEBに触れる環境の中ですごした2.0世代のそれそれが、互いに歩み寄ることを促すような環境を積極的に提供していこうとするということだ。「共同体」とは「異なる世代が友好的に交わることのできる共同体」という意味である。
われわれ通販素材.comは、現実の‘場’においても、バーチャルなインターネット空間という‘場’においても、そうした環境を提供したいと考えている。
「インターネットは民主主義を実現する」といった類の、宗教にも似た無邪気な振る舞いではなく、第3の道的な思想に貫かれた、リベラルな社会の実現に寄与しようとするものだ。消費者でもあるが生産者でもある一人の人間が、その双方の役割において幸福を味わえるような、そんな社会の実現に少しでも役に立てれば、と考えている。
ネオリベ的な振る舞いをよしとする、無邪気なIT関連企業を、淘汰できるくらいの存在感を提供したいと思う。そうでなければ、インターネットに携わる意味はない。単なる破壊者であれば、それは単なる迷惑な奴でしかないのだ。
無宗教の日本社会における中心的な価値観ともいうべき『共同体』という感覚を大切にしながら、インターネットに取り組んでいきたいと考えている。