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2006年09月21日
WEB2.0という言葉が巷で聞かれるようになってから、まだ、さほど時間がたっていない。さまざまな立ち位置の人々が、さまざまな角度から議論を展開している。まだ、よくわからない、というのが実際かもしれない。
今の僕がおぼろげながら感じるWEB2.0時代のビジネスチャンスはこういう本質のものだ。
全体像を眺めるならば、WEBが進化すると、人々がこれまで考えながら選択して来たものを、モノが代用するようになり、人々は「選択」という労苦から開放される。そして、世の中は益々便利になる。
まず、情報。図書館などで調べていたものが、ネットで簡単に探せるようになる。それから電化製品。スイッチを入れずとも自分好みの温度や色や光、音までも演出してくれるようになる。人間は元来不精であるがゆえにこの流れに抗うことはできない。
MIXIのようなコミュニティーサイトも同様だろう。新たな、または、旧友との連絡もこのサイトが半ば自動的に代行してくれるようになる。情報の伝達のスピードが格段に速くなる。
しかし、その反動として人間は益々頭を使わなくなり、少しのことを面倒がるようになる。人間が益々不精になり、特定分野については、一番得意な人にWEBを介して聞くようになる。
つまり、そこにビジネスチャンスがあるのではないか、と思うのだ。
昨日のブログとも重なるが、それはたった一つの商品であったり、サービスで構わない。または、商流の中でどうしても欠かすことのできない機能でありながら、時間と労力がかかってしまうところ。経験や特別な訓練が必要な分野などだ。
たとえば、弁護士。弁護士の優劣は一般からは全くわからない。しかし、WEBの情報網を使って、優秀なのかそうでないのかが、一瞬のうちにユーザーに伝わることが考えられる。そうすると、評判のいい弁護士に仕事が集中するようになるにちがいない。医者や税理士、など難しいといわれる資格を持った職業はわかりやすい。一極集中化が起こりやすくなるということだ。
それでは、我々通信販売(EC)の業界に置き換えたらどうだろう。
我々の業界には一般からはわかりにくいが、やってみるとなるほど、と思える、簡単そうで難しい工程がある。ものを手にとって買うことができないという、通販の本質と関係するのだが、それが商品写真などのビジュアルスキルやコピーライティングスキルである。売り場作り、販売促進手法と言い換えてもいいかもしれない。
ものの作り手のメーカーさんは長年の経験で本当にいい商品を作ることができる会社が多数存在する。しかし、これまで販路が前(現実のお店での販売のこと)だけであったとかの理由で、それをビジュアルで表現する経験が乏しかったりする。そうなると通販での販売が一気にネックになってきてしまう。
そんなとき、我々のようなビジュアルや売り方のみに特化した集団が価値を発揮する場面が出てくるのだ。もちろん工場に直接入って、生産現場をコントロールするという経験も積んでいるので、メーカーさんの気持ちも理解できる。どうしたら売れるようになるのかを、総合的な視点で話し合うことが可能だ。
これをWEBの世界で展開することで、より多くの方々に喜んでいただけるのではないか。というのが「通販素材.com」の事業コンセプトの根底にある。
システムが稼動し始めると、思ったよりシステム開発というのは重要な要素だな、と実感しているが、それでもコンセプトの主軸はシステムではなく、通販ノウハウなのだと改めて感じているところだ。それはもちろん現場のオペレーションも含めたノウハウのことだ。
お客様からもお褒めの言葉を頂くようになった。まだ商品が少ないという、お叱りの言葉も頂くが、少しお待ちいただければそこもじきに解消するはずだ。
WEB2.0の時代。情報収集や選択の労苦から人々が解放される時代にこそ、オールドエコノミーといわれる、これまでの蓄積が花開くのではないか、と改めて考えた一日でした。