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2006年11月04日
僕のうちにはテレビがない。このブログでも何度か触れているが、今も相変わらずテレビはない。日々のニュースなどの情報はもっぱら新聞ということになるが、1週間に1回は、あるニュース専門番組を見ている。それが「ビデオニュース.com」だ。
http://www.videonews.com
このニュース番組は、ジャーナリストの神保哲生氏と社会学者の宮台真二氏の二人が中心になって、毎回ゲストを招き、その時々のタイムリーかつ重要な時事ネタを深く掘り下げる、という内容だ。政治家、学者などその道の専門家をこれまでにも多数登場させ、約3時間にわたって議論を展開する。
この番組の一番の特徴はその収益源を広告に頼らず、一般の視聴者から徴収する、という構造になっていることだ。これにより、民放のようにスポンサーに気を使った構成にする必要がなくなり、ジャーナリズムの本来の目的である、権力のチェック機能、を果たすことが可能になっている。
というわけで内容は掛け値なしに面白い。目からうろこの体験を、僕も何度経験したことだろう。番組が始まってから約5年。僕は会員になってから、約4年くらいだろうか。仕事が忙しいときも、ほとんど毎週欠かさず見ている。
このブログを見た方は、一度この「ビデオニュース.com」を覗いて見てほしい。
http://www.videonews.com
テレビで放送されているニュース関連番組は、主張がほとんど一辺倒で発想が貧弱になってくる。サンデープロジェクトやニュースステーション(今は違う名前かな?)ニュース23、それからニュースジャパン、ワールドビジネスサテライトなどなど、見ているとイライラしてくるのは僕だけだろうか。
間に流れる大企業のコマーシャルのせいで、思い切ったことはいえないのである。よくよく考えて見ないと自分自身が偏見を持ってしまうことになる。
僕がこの番組を見るようになって、一番感じることは、今の日本社会は、普通に暮らしているだけだと、かなり偏った、偏見に満ちた人間になってしまうように、設計されている、ということだ。小学校・中学校などの学校教育に始まり、日々接するテレビ番組、そうした同じような共通体験を持った周囲の人間など、異質なものは日常の自分の周りには、気がつくとあまりない。自分はこれまで自由に暮らしてきた、と誰もが思っているのだが、よくよく考えてみると、何かに規定されているようには思えないだろうか。
それが社会のアーキテクチャというものだろうが、それが今の日本では、一部の人々に有利に設計されているということだ。今、ここで、それに対してけしからん、というつもりはないが、そんなことも含め、社会構造を鋭くえぐった、僕が知る限りでは、日本で唯一のニュース番組がこの「ビデオニュース」だと思う。
会員制で月額500円で視聴し放題、なので、一度見てほしい。新しい発見が出来ること、僕が保証しますよ。