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2006年11月20日

3ヶ月ぶりの中国

通販素材.comサイトのOPENから約2ヶ月半。僕は久しぶりに中国に行った。もちろん通販素材.comの商品を開発するためである。前回行ったのが、8月下旬だから約3ヶ月ぶりの中国ということになる。

急速に発展を続ける中国では、もう日本との内外価格差を昔ほど実感できないような急成長ぶりを見せている。日本との商売にもかなり慣れ親しんでいるように感じ、もう中国で生産するだけでは、メリットを出すことは難しいと、改めて感じた。


中国の通貨である元も、中国経済の発展によりじわじわと上昇を続けているし、旺盛な国内需要を背景に原材料も高騰傾向にある。国の政策も輸出に厳しいものに変わってきているようで、長期的には中国生産は難しい局面を迎えることになる。構造的にもう、中国で生産するだけでは、メリットを出すことは難しくなるのは確実だ。

そんな時代背景だからこそ、ECにとってはますますマーチャンダイジング(データベースマーケティング)のノウハウが重要になるのではないか、と僕は感じた。

通信販売の世界では、市場での売れ筋を真似て、商品を開発するのは、ある意味当たり前である。どの会社もやっていることだし、僕もある程度はやっている。このこと自体は決して悪いことではなく、競争を通じ、価格がリーズナブルになることで消費者にはそれなりにメリットがあった。


しかし、今後は、ECの世界もそれだけだけでは商売として成り立たなくなる時代が急速に訪れることになるだろう。

紙通販の世界で起こったことは、インターネットの世界では5倍から7倍のスピードで実現されていく、というのが僕の実感だが、そういう意味では、今後3年余りで、そうした真似ばかりやっている企業は、それこそ急速に淘汰されていくに違いない。商材にそれなりの付加価値をつけて、差別化しない限り、インターネットの消費者も、すぐに飽きてしまうに違いない。

そんな中、最近は、なりふりかまわず商品を繰り出してくる競合も散見されるが、それも時間の問題。小手先のテクニックはすぐに見破られてしまう。いま、やらなければならないのは、経営の本質的な地力付けであり、構造的に収益を上げられる体制作りであると思う。


ECで言えば、避けては通れない、物流を含めたMDの改革ということが出来る。僕は、今回の中国出張でもっとも関心を持って情報収集したのは、この物流とMDの可能性の2点だった。


MDは具体的な要件は申し上げにくいが、物流に限ってはこういうことだ。通信販売では、お客様が商品を見に来てくれないがために、お客様の自宅までお届けするという、配送業務、が必須になる。それがお店での販売との決定的な違いでもあるわけだが、これを、日本と中国を絡めて、より効率的に、割安に実現する方法を考えている。

ECの時代、小口配送を一番安く実現した企業が競争優位に立つのは、明らかだ。在庫の問題や、クイックデリバリーの問題、商品のMDの問題とも絡めて、構造的に設計する発想が大切だと思う。日本の消費者はよりせっかちになり、わがままになる。デバイスが超がつくほど便利なため、その要求も天井知らずだろう。そんなニーズに、企業は'構造的に'こたえなければならない。

通販素材.comでは、大物商材について、配送のタイミングを遅らせることなく、1商品あたりの配送コストを1000円~2000円改善することに取り組んでいる。具体的にはまだ、言えないのだが、向こう1年内外で実現できるだろうと思う。そのために今回、中国に行った。


やらなければならないことはまだ、いくつかあるが、これが実現されれば、各ECショップさんにも、今まで以上のメリットをお出しすることが出来るに違いない。

楽天やヤフーショッピングが隆盛を誇るであろう向こう3年余りは、メーカーが主導権を握る構造はこれまでどおり変わらない、しかし、私ども通販素材.comが、小売のみを手がけるショップさんにも、このメーカーなみのコスト構造をご提供できるのではないか、と構想しているわけだ。

今後のEコマース事業は、どんどん成熟に向かう。あと3年経てば景色はがらっと変わってしまっていることだろう。そんな未来にも今までどおりの商売を続けるためにも、今、何をやらなければならないのか、を今回の中国出張ではゆっくり考えることができたと思う。

明日からまた、いつもの仕事が待っている。もう寝ることにしよう。

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