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2007年01月02日
明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いします。
今年、最初のブログを書きます。
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2007年、今の日本社会の構造は、既得権益を握る古い世代と、何の権益も持っていない若い世代を対立軸に描くことでその一端を説明することが出来ると思う。基本的にはそんな絵を想像できるように思う。日本の家庭セクターが保有する金融資産はざっと2000兆円ある。しかし、詳しくその中身を見てみると、団塊の世代を中心に、上の世代にその資産は偏在しており、20代、30代の若い世代には、そんなたいそうな資産を保有しているという実感はない。
引きこもりやニートの問題が一時期社会問題になった。しかし、これももともとは世代間の無理解という側面が大きく、古い世代から若い世代への「最近の若い者は・・・」的な感情の表出だったように思う。個人に起因する問題もあるだろうが、そればかりをクローズアップしてみても本質的な解決にはならない。社会構造に起因する問題を捕らえてこそ、処方箋も見つかるというものだ。そう考えると、年金の問題も世代間闘争の最たるもの。経済だけでなく政治の世界も古い世代が握る権益を奪えないところに根本的な問題の根がある。自由主義のはずの日本には、古い世代が権益を手放さないがための、弊害がいたるところにあるように感じる。いくつもの問題を串刺しにして考えてみると、そうした社会の構造が浮かび上がる。
そんな閉塞状況の日本社会を破壊し、自由で風通しの良い、リベラルな社会に少しでも近づけるためには、若い20代、30代の人間たちが、社会の中心を担っていかなければならないと思う。大企業に入社し上の世代に頭を抑え続けられながら順番を待つだけでは、何にも変わらない。大企業に勤めるということは、自分の意思を捨てるに等しい。責任がない代わりに、権限もまったくない。若い人間がリスクをとり、真正面から社会に挑戦していくのが、そして、そんな人間が大勢を占めるようになることが、一番の社会変革のための処方箋になる。
しかし、一方の社会現象として資格学校やビジネススクールが流行っている。多くの若者が資格を取るために一生懸命になっている。しかし、そんな資格を取ったところで、あまり意味がない。ラベルを磨いたところで、所詮化けの皮は剥がれてしまう。わかっちゃいるけど勇気がないから資格学校に通う。夢はあるけど行動する勇気がないのかもしれない。でも、それでは本当は何にも変わらないのだけれど・・・・
こうして考えてくると、行き着くところは若い世代の行動力ということにはならないか。若い世代が行動すること。それが社会に変革のドライブを与える。
僕は起業してから約6年が過ぎた。その少ない体験から思うことだが、行動するためには、馬鹿と思われるくらいの無謀な自己放出のようなものが必要なのではないか、と思う。将来をあまり深刻に考えない、馬鹿さ加減。起業で成功している人間は、僕の主観だが決して頭がいいわけではない。むしろ周囲からは迷惑なくらいに普通じゃないこと。人の言うことなどほとんど聞かない人ではないか。何よりも自分の感覚を信じ、それをやり抜こうと思っていることではないか。そして多少人より我慢強いこと。
今の時代、何か社会に飼いならされてるような人間が多いように感じる。よく言えば優等生。まじめで礼儀正しい。しかし、そんな人間が何人いても既得権益を握るものたちからすればまったく怖くなんかない。誤解を恐れずに言えば、飼いならされた羊のようで、既得権益者からすれば都合がいいだけなのではないか。
僕はそんな自分に嫌気がさして起業という「暴挙」に出たのだと思う。
今、僕の会社では、若い社員たちが約20人働いている。夢を持ってはいるが破天荒さが足りないかも知れない。でも、僕の会社は『理想的な組織』を経営の理念に掲げる。その意味は、ベタに説明すれば、会社の外で、くだらない愚痴を言うような人間がほかの会社より少ないような組織、と言ってもいい。人間に本来眠っている積極性というものを日常の中で存分に出し切ることが出来るような組織のことだ。
ある親しい同世代の社長が言っていた。今の自分に対する鬱憤(うっぷん)って、重要だよね、と。僕もそう思う。内に秘めるか、外に出すかは個人次第だが、心に秘めた闘志だけは失いたくない。「負けるもんか」というつぶやきは結構本質的に重要だ。
僕は3年ほど前、会社を大きくしようか、小さくまとめて個人的に儲けようか、と悩んだ時期があった。そして大きくすることを選択した。そのときからきつい日々はスタートした。しかしもう、後には引けない。失敗するつもりはさらさらないが、リスクは日々増大している。
でも、若い人間の特権である、この破天荒な無謀さを今年も失わないように、大きな夢に向かって邁進していきたい。目指すは世界市場なのだから。
今年、僕らの会社は大きくステップアップすると思う。新たなステージへの挑戦の年になる。会社の成長に個人が置いていかれない様に、がんばっていきたいと思う。それがめぐりめぐって社会に対していい影響を与えられると信じて。
2007年、新年を迎えて、そんなことを考えた。今年は少しアクセルを踏んでいこうと思う。